構造化コーディネート研究所(cc−labo)

代表である豊田美智子の個人的なブログです。事業所のURLはhttp://cc-labo.jp/です。

「元気なとよ猿」から「病人とよ猫」へ(10/2追記)


 今日はリハの後、訪看のriverさんとmountさん、ヘルパーのTkaさん、そしてゲストであり、長年ケアマネージャーの仕事をしてこられた看護師のAriさん(私が最初にケアマネをお願いしたかった方)がウチにお越しくださいました。総勢4名。Tkaさんはいつも通り、黙々とテキパキとお仕事をしてくださっていました。いつもありがとうございます。後の騒がしい?3名のうち、riverさんとAriさんにお見合いしていただくために2人きりになっていただき、mountさんはとよ猿の入浴介助と口腔リハ、爪切りをしてくださいました。その間に、ヘルパーのTkaさんは、月曜日のTchiさんに続き、またまた春巻き作りをお願いしました。今日はサツマイモ入り(以下の写真)です。
 


 Ariさんは以前、自分でケアマネ事業所を立ち上げられ、その後、別のケアマネ事業所に移られ、そして、地域包括支援センターへ移られました。働き方の形態も、組織も、組織目的も異なるところを渡り歩きながら、同じケアマネの仕事であっても、その権限や責任の所在・あり方・範囲の違いなどを経験してこられた方です。頼りにされている利用者(本来なら元利用者ですが)も多く、私もその1人でした(利用者じゃないのにね^^)。

 現在は、地域包括支援センターを退職され、自ら感じて来られていたケアマネのあり方、といっても理念ではなく、現場でのケアマネのあり方を伝えていけないか、上からの研修ばかりで満足せず、利用者や家族の声を吸い取る・吸い上げることができるケアマネが一人でも増えて欲しいという想いをお持ちです。


 このような経歴を持つAriさんから先日ご連絡を頂き、これは訪看のriverさんとmountさんをAriさんに引き合わせることができるチャンスかも知れないと思いました。Ariさんにriverさんのところで働いてもらおう、という意味ではありません(それも今後の作戦の一部としては考えられますが、雇用という形にはならないでしょう)。訪看ステーション(介護もあります)を立ち上げて2年足らず。在宅看護の壁、在宅看護以外の壁にぶつかり始められる頃であろうと私自身が思ったことが、お互いを引き合わせたいと思った理由の1つです。特に私に加え、新たにALSの患者さんを訪看さんが担当されることになりましたから、戸惑いもおありでしょう。AriさんはALS患者さんのケアマネを何度もしてこられていますので、いろんな疑問に応じられる方です。

 また他の理由として、ケアプランについて事業所に伝えてこられるさまざまなケアマネさんとの付き合い方や、自らがケアマネさんに伝えたいことをどのように伝えればいいかということ、そしてまた、私(とよ猿)自身は、これからはケアマネもサービス提供者も事業所も(つまり個人も組織も)利用者やその家族等から評価を受ける時代に突入していくと思っているので、その評価の仕組みや評価を公開できる仕組みづくりを訪看さんの事業所にもっておいて欲しいと思ったことと(エラソウで申し訳ございません)、加えてそれを作っていくようなお仕事をAriさんが今後されていったらよいのになあと思っていた私が(またまたエラソウに)、みなさんを一度、引き合わせたい、このような話をAriさんともお話をしたいと思っていました。


 そんなこんなで、ウチのウラの窓を全開して話をしていました(いつも負けてる?からたまには騒いでもいいでしょ、ご近所さん)。とよ猿の世話を終えてくださったmountさんと私も途中で合流し、また見事なタイミングでいつも食事を提供してくださるTkaさん作のサツマイモ入りの春巻きを食べながら、今日の話をまとめました。今後、みなさんがどのようなお付き合いをなさるか、お付き合いがないのかあるのか、その濃度がどうなるかなどは、私には分かりません。でもお互いがお互いを必要としているように思えました。

 私自身はAriさんと今後もお付き合いして行きたいし(利用者という意味でなくても)、もちろん訪看のお二方ともお付き合いして行きたいし、ヘルパーのお2人ともそうです。私のケアネットワークの中に、いろんな役割を持った方が揃っていってくださっている今をうれしく思い、また一緒に進化(またまたエラソウ)していけることを願っています。


 Tkaさんもお願いしたお仕事を終えられ、午後5時ごろ、4人が一度に帰られました。それまで元気なとよ猿は、一気に病人とよ猫へと変身しました。仕事ならそれを終えても、頭の中はまだ仕事が続いている状態です。でも、ケアの場合、何だか寂しくなるんですよね。頭の中が休まるからでしょうね。特に今日は、Ariさんともお会いでき、みなさんで会話することができたからでしょう。

 Ariさんが久しぶりに私の姿をご覧になり、以前より元気になったね、とおっしゃってくださいました。仕事とコミュニケーションとエレンタールが私の活力の素(太る素でもある?)である、そして、ケアをする人とされる人(健康である者と障害がある者)との壁がない今のネットワークに、私は支えてもらっているから元気でいられるとも伝えました。みなさまに感謝です。Ariさん、ご訪問いただき、誠にありがとうございました。訪看さん、ヘルパーさん、また次回からもよろしくお願い申し上げます。



 皆さんが帰られた後、案の定、病人とよ猫は、固いフローリングの上で寝転び、mountさんのご察しの通り、爆睡してしまいました。もちろん、とよダンナの帰りなぞには気がつきません(^^) ようやく目覚めたころには、魚を焼こうよ〜と冷蔵庫から魚を出して待っていたとよダンナの姿がありました。ブリの照り焼きを作り、私は春巻き+αを食べながら、夜ご飯終了。そしてまた爆睡。

 春巻きはやはりとよダンナにも奪っていかれました。半分食べた春巻きをティッシュの上に置き、台所の隅においてあったので、どこにおいてんねん!と声を出した私に、とよダンナは、最近良く怒るな〜と一言。ヘルパーさんの作ってくださったものは大切に扱いたいのです。

 といっても、伝わらんだろうなあ・・・。ケアを受ける人の声を吸い取れるケアマネさんが一人でも増えますようにと、思わずお願いしてしまいました。実のところ、ある意味、自分自身が一番のケアマネかもしれませんよね。あるいは家族が一番のケアマネかもしれません。


 みなさん、今日はありがとうございました。また皆さんと一緒にお会いできますように。



(10/2追記)Ariさんからご連絡をいただき、私が元気になったのは、私自身の気持ちの変化があったからじゃないかなとおっしゃってくださいました。確かにそうかもしれません。ALSであると分かった時は、あ、そうですかというぐらいの気持ちで、別に何とも思いませんでした。ただ、ケアを受ける=甘えている、という気持ちは潜在的に持っていたと思います。今もまだその気持ちが完全に潜在的意識の中から消えたわけじゃないけれど、自分のことは自分でやりたいという気持ちから、手伝ってもらうことがあってもいいと思えるようになりました。さすがAriさん、良くお見通しで(^^)