構造化コーディネート研究所(cc−labo)

代表である豊田美智子の個人的なブログです。事業所のURLはhttp://cc-labo.jp/です。

オピオイドの功罪?!(8/2追記)


 レペタン座薬を使い始めて3日が経ちました。昨日も書いたとおり、微熱が下がり、痛みが一次的に和らぐのはありがたいのですが、めまいの副作用が強いです。そして、他にも副作用があることに気がつきました。私の場合、めまいに加え、排尿・排便がしにくくなってきています(お陰で3日間で1.5kgも太った--)。昨晩からお腹が張り、PEG手術のため切れてしまった腹筋のあちこちが痛みます。今日のリハで、OTさんオリジナルの内臓マニピュレーション*1を施術していただきました。

 お腹(内臓全体)を緩めていただいている間に、トイレに行きたくなりました。さっそく利尿作用があったようです。でもすっきりと出てくれません。排尿するのにとても時間がかかります。その後、自宅へ帰り、数回に分けていつもの3倍くらいの下剤を飲みました。時間がかかりましたが、ようやく排便することができました。ついでに、フロセミド(利尿剤)も2分の1だけ飲んでみました(飲みすぎると痰が出にくくなります)。月経前だから浮腫みやすいためでもありますが、ものすごくたくさんの排尿がありました。でもやっぱり排尿する時間はかかります。

 そのため、レペタンを使用している間は、夜のエレンタールを注入するのをやめようか、とも考えていたりもしています。エレンタールによるお腹の張りが治まるのに時間がかかるし、加えてエレンタールでお腹(胃)が重くなってしまうため、その日に食べたものの排泄がなかなかできません。夜がとっても苦しくなってきました。



 昨日も書きましたが、オピオイド≒医療用麻薬ですが、オピオイドモルヒネ、ではありません。モルヒネではないオピオイドもたくさん有ります。私が使用しているレペタンもその1つです。オピオイドは処方するDrが麻薬管理の免許を持っていないと、処方してもらえません。加えて、「麻酔薬」は管理できても、「麻薬」が管理できるとは限らないとのことです。

 ロキソニン等のNSAIDsは、痛む場所から放出されるプロスタグランディンという痛みの物質(に関与する酵素)に働きかけてくれる役割を持っています。オピオイドはそれとは異なり、以下の図のように脊髄と脳への痛みの伝達が遮断されるものです。なので、痛いところだけを痛くないようにしてくれる訳ではなく、骨格筋だけに作用するわけでもなく、平滑筋にも作用します。つまり、便秘が起こりやすくなります。めまいも起こりやすくなります。(8/2追記)資料によると、便秘は80%の方に起こり、めまいは30%の方に起こるとのことです。

 
 http://www.itaminai.net/cure/c5.html (ガンの痛みネットHPより)



 ただ、現在のところ、「(8/2追記)原則的には」モルヒネはあくまでも癌患者にしか適応されません。なので、「(8/2追記)ALSのステージによっては」、今の私のように、モルヒネよりもそれ以外のものを使用することが多いのかも知れません(とはいえ、まだまだオピオイドそのものを使われているDrは日本では少ないですが)。

 例えば以前にもご紹介しましたが、リン酸コデイン(麻薬の一部ですがモルヒネではありません)を使用された例が、論文として掲載されています(PDFデータです)。
 http://www.jstage.jst.go.jp/article/kmj/57/1/49/_pdf/-char/ja/


 モルヒネが「(8/2追記)末期ではない」ALS患者に保険適応される前に、既に適応可能なレペタンや、今後はコデインそして合成麻薬(デュロテップパッチ)の方が、先に保険適応されるかもしれませんね。

 癌とALSの違いは、ALSの場合、末期になると呼吸できないことから来る痛みもあるので、呼吸を少しでもしやすくするためのモルヒネ等のオピオイドであったり、最期を苦しむことなく迎えるための(CO2ナルコーシスを起こして意識が飛んだ場合は別として)モルヒネ等のオピオイドであったりするのかも知れません。

 いずれにせよ、ALSのステージによっても、状態によっても異なるオピオイドとその処方方法、使用方法のことなどを、もっと知っておいた方が良さそうだな〜、と思いつつあるとよ猿でした。学ぶこと、また増えたわ。



(8/2早朝おまけ)ただいま午前5時前です。レペタンを入れて就寝してから2時間程で、喘息発作のため目が覚めました・・・。痛みに効いてくれている間は眠れたのに、起きてきて起座呼吸し始めた頃から副作用のめまいがスタート。めまいが起こると同時に喘息発作が出るなんて、ついてないねえ。ネブライザー+カフアシスト+気管支拡張剤を使用して喘息発作を止め、そして今も痰が出続けています。もう一度、眠りたいんだけど、いつ眠れるんだろうか・・・。アタマがくらくらするよ〜。
 

*1:内臓マニピュレーションは個々の臓器が適切な可動性と自動性によって 健全な活動を行なえるように導くものです。http://www.chronicstudents.com/workshop/visceralmanipulation.html